債務整理・自己破産
任意整理の具体例
任意整理の事例
借金生活から一転して貯金生活に
A子さん(37歳)は専業主婦。結婚前に独身貴族を謳歌し、年に3回海外旅行に出かけたり、一時、ブランド品の購入にはまったことがあり、そのときの借金が200万円近くあった。
結婚後は、なんとか夫に内緒で毎月の返済をやりくりしていた。ところが、返済しても借金は一向に減らないうえ、一人娘が小学校に入学する時期を迎え、教育費の負担も馬鹿にならず、このままでは返済ができなくなってしまうことが目に見えていた。夫に正直に話そうと何度も思ったが、夫から離婚されるのではないかと恐れ、告白できないままに終わってしまった。
思い余って、A子さんは法律事務所の門をたたいた。
弁護士は、A子さんに債務整理の方法として任意整理を勧めた。
弁護士が、各社に介入通知を送り、債権調査を行った。その結果、A子さんの場合10年以上も借金を返済していたため、利息制限法の利率に引き直すと既に借金を全額支払って、50万円ほど利息を払い過ぎていたことが分かった。弁護士は業者と交渉し、過払い分の返還を受けた。
A子さんは、返済に追われる生活から解放され、戻ってきたお金を娘の教育費のため貯金した。A子さんはまだ夢を見ているような気がする。